2021年7月4日日曜日

こぼればなし(3)「なんと凄い!長寿ですね」

     そろそろ、寿命について考えるようになりました

「平家物語」の原作者である信濃前司行(幸)長の寿命は、平安時代末期から鎌倉時代初期で九十七歳でした。

なんと凄い!長寿です!

当時で考えてみると、覚明の西仏坊としての晩年は、まさに仙人の域です。

小生は八十歳過ぎて高血圧との闘いが始まりました。

薬を飲み始めても朝の135は抑えられず、140越えが続き、薬を飲んで150を越えないようにしてきました。

コロナの流行以後、塩分が多めの外食をやめ、食事の塩分を減らす努力をし、140前後を維持し、薬は週に一度か10日に一度くらいにしてきました。

ところが、この冬のあいだ気力が失せ、身体の芯が抜けたようにフラフラするようになりました。疲れて入浴する気力もなく、毎日シャワーだけで済ましてきました。

薬は一日一錠の決まりですが、薬の注意書きには、目まいがするとあります。しかし、連日のんでいるわけではなく、薬のためのフラフラでないことは明瞭です。

春になり、暑い日が続き、高齢者の熱中症がテレビなどで話題になりました。

水と塩分不足が原因だそうです。

そういえば夜中に水を呑むと舌が塩分を欲しがり、ときどき塩をなめました。すると、朝の血圧は必ず150を越えます。でも、フラフラが止まります。

夜中の塩なめは、血圧に良くないので止めると気力が失せフラフラで疲れます。

今は普通に塩分のある食事に替えたら、何とか元気になり気力も出てきました。

でも、血圧が150を越えることが多くなりそうです。

今は血圧の薬と塩分のある食事とのせめぎ合いで頑張る毎日になっています。

これはそろそろ寿命かなと思うようにもなり、寿命について考えるようになりました。

ドイツの古いことわざに「老年まで生きるのは神のわざであり、いつまでも若くあるのは生活のわざである」といいます。

人間には寿命がある。いわゆる天寿ですね。

これは神のはからいであって、人力の及ぶところではない。しかし天寿を全うするには節制と注意が必要であるとのこと。

それを欠くと、せっかくの神のわざをむなしくする、といいます。

晩年の信濃前司行(幸)長こと西仏坊も、節制と注意に努め、長生きしたということなのでしょうか。

(長左衛門・記)

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