幸長入道は信救の名で「仏法伝来次第」を書く
【仏法伝来次第】とは?
書名『仏法伝来次第』著・信救(真福寺蔵写本一巻)
仏法伝来以来の歴史の概略を述べた書で、
仏教史の起源である天竺から書き起こしている。
幸長入道の出家名の信救著作「仏法伝来次第」の経歴によると、
「抑信救者、
本是南曹北堂遊学末生也、近衛天皇在位之昔、忽辞塊市之交、墓踏台嶺之瞼、於黒谷剃翠髪、初修行北陸、後居止南都」
とあるように、
もと勧学院の学生であったが、
近衛天皇在位のとき、急に比叡山黒谷で出家して北陸で修行し、
その後、南都興福寺に居住していたという。
(長左衛門・記)
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