2019年5月11日土曜日

幸長入道の著作「筥根山縁起並序」


幸長入道こと覚明が信救得業の名で「筥根山縁起並序」を書く

筥根山縁起並序】とは?
 
箱根神社には『筥根山縁起并序』という巻物があります。
これは鎌倉時代の建久二年(1191)に書かれた縁起です。
“箱根山の由来”、“箱根神社の成り立ち”あるいは“九頭龍伝説”、
それから“歴代の武将がどのように箱根神社を崇敬したか”など、
奈良時代から建久二年までの歴史が書かれています。

この『筥根山縁起并序』は甲本、乙本があり、神社に保管されています。
原本は伝わっていませんが、室町時代の写本が2巻存在し、1巻は箱根町の文化財として箱根神社の所蔵庫に納められ、もう1巻は宝物殿に展示されています。

源平騒乱後に行方不明だった幸長入道こと大夫房覚明が箱根権現に潜伏し、箱根別当行実の右腕となり、信救得業の名で『筥根山縁起并序』を書いたとされています。

(参考)
『筥根山縁起并序』を中心に著述されています。


(長左衛門・記)

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